鹿島が恒例の茨城ダービー制す、中村充孝が左足V弾

鹿島対水戸 前半、先制ゴールを決めた鹿島MF中村(右)はFWセルジーニョに祝福される(撮影・河野匠)

<プレシーズンマッチ・いばらきサッカーフェスティバル2019:鹿島1-0水戸>◇9日◇カシマ

恒例の茨城ダービーは、鹿島アントラーズがMF中村充孝(28)のゴールで水戸ホーリーホックを下し、ホームで勝利を飾った。

前半は水戸がボールを支配した。19分には右CKからMF黒川淳史(21)がシュートを放ったが、これは惜しくもゴール左にそれた。

対する鹿島は前半24分、FW土居聖真(26)のシュートのこぼれ球を拾ったMF中村が、ワントラップでDFをかわして左足でシュート。流れの悪い中で先制点をたたき込み、前半を折り返した。

後半に入ると鹿島の攻撃にリズムが生まれ始めた。19分には途中出場したMFレアンドロ(25)とのワンツーでFWセルジーニョ(23)が抜け出しチャンスを作ったが、GKに阻まれた。

そのまま両チーム得点を奪えぬまま試合は進んだ。後半43分には水戸がCKからバー直撃のシュートを放ち、同アディショナルタイムにもMF森勇人(23)がゴール前でシュートを放つなど攻め立てたが、最後まで決めきることはできなかった。

ゴールを決めた中村は「やっていて、そこまで悪い感じはなかった。ゴールシーンでは相手を見てプレーできた。これを続けていかないと意味がないので、続けられるよう日々の練習から取り組みたい」と話した。