<高校新人サッカー静岡県大会:藤枝東1-0静岡学園>◇17日◇決勝◇沼津・愛鷹広域公園多目的競技場
男子決勝は、藤枝東が1-0で4連覇を狙った静岡学園を下し、6年ぶりの優勝を果たした。MF柳谷冬羽(とわ、2年)が前半6分、値千金の決勝点を決めた。
藤枝東が静岡学園の4連覇を阻んだ。球際の競り合いで優位に立ち、試合序盤はペースを握った。前半6分、柳谷がFW前原乙仁(くにと、2年)の右クロスに反応。ファーサイドへ飛び込んだ。DFとの競り合いを制すと、右足アウトサイドで合わせてネットを揺らした。「クロスが来ると信じていた。うまく(DFを)外せました」と振り返った。中部地区決勝は静岡学園に0-2で敗れたが、大一番でリベンジを果たした。「自分たちのペースの時間帯に、得点を取れたことが大きかったです」と勝因を分析した。
後半は相手の猛攻。試合を通じて、2倍となる12本のシュートを浴びたが、GK西川幸之介(1年)を中心に守り抜いた。フリーで放たれたミドルシュートも、西川が右に跳んで右手ではじき出した。「味方に当たってコースが変わったのが見えた。冷静に対応できました」。小林公平監督(34)に「キャッチとパンチングの判断が良かった」とほめられた。
1年ながら守護神を務める西川自身が、公式戦で静岡学園と対戦するのは4度目。過去3戦は全敗で、初勝利をつかんだ。「『次こそは』と思っていました」と強い決意で試合に臨み、シャットアウトした。
新チーム最初の公式戦を制し、まずは県1冠。だが、挑戦は続く。「総体、選手権でもてっぺんを取る。全国で勝つことが目標です」と柳谷。6年ぶりの優勝も通過点。さらなる高みを目指す。【古地真隆】