戦国J2 甲府ウタカ&ドゥドゥ加入で速さと決定力

宮崎キャンプでチーム練習に励む甲府FWウタカ

<22日開幕 Jココに注目!(中)>

27年目を迎えるJリーグが22日に開幕する。日刊スポーツでは開幕直前企画として今季の見どころを独自の視点で紹介する。今回は「戦国J2」。

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J2が熱い! 今季はJ2所属22クラブ中12クラブがJ1経験を持つ戦国時代。2季ぶりJ1昇格を目指すヴァンフォーレ甲府は、FWウタカ、FWドゥドゥが加入し、昨季11得点のFWバホスも加え、速さと決定力のある外国人がそろった。守備も「5-4-1」のブロックが強固で、粘り強い守備から繰り出すカウンター攻撃は練習試合で鹿島も苦しめたほど。甲府の前線が輝けば、J1への道も見えてくる。

甲府が1月下旬の鹿島アントラーズとの練習試合で3-1と快勝した。鹿島のコーナーキックから甲府がボールを奪うと、バホスとウタカがピッチのサイド幅を大きく使ってのワンツーパスであっという間にゴール前へ。鹿島の守備は戻ることすらできなかった。鹿島はキャンプ8日目で疲労がピークだったため、一概に判断はできない。だが、甲府のカウンターが大きな武器となることを証明した。

日本で4年プレーしているウタカは、昨季在籍した徳島時代に18試合6得点を挙げた。ドゥドゥも福岡で10得点と決定力がある。ともに日本語で監督や選手とのコミュニケーションがとれるのも強み。ウタカは「キャンプを通して仲間と絆を持てた。自分が結果を残したシーズンは仲間との絆が深かったと思う」と手応えを口にし、ドゥドゥも「キャンプ前と今ではチームは大きく成長した」と自信をのぞかせた。

戦国J2開幕を前に、伊藤彰監督は「初戦の10試合はすごく大切。したたかに勝ち点を稼ぐ戦い方をしたい」と引き締めた。「5-4-1」から、効果的なカウンターが生まれるが、J2はロングボール攻撃主体など戦術も多彩だ。キャンプでは大宮、FCソウルとの練習試合で「4-3-3」の新布陣にも挑んだ。大宮に敗れ、新布陣は発展途上だが、前線の攻撃陣と「基本形」を持つ甲府は、長丁場のJ2を戦い抜く力が整っている。【岩田千代巳】