浦和連携不足でドロー発進 光明は移籍のDF山中

無得点に終わりさえない表情でピッチを後にする浦和FW杉本(撮影・横山健太)

<明治安田生命J1:仙台0-0浦和◇第1節◇23日◇ユアスタ

浦和レッズは2年連続のドロー発進となった。16日の今季初戦、富士ゼロックス・スーパー杯に続く無得点でベガルタ仙台と0-0。

シーズンを通して状態を上げていくオズワルド・オリベイラ監督の方針で、沖縄合宿中に1度も90分間の実戦を行わず。結果、いきなりブーイングを浴びたほどの連係不足だった。昨年の天皇杯決勝(1-0)を含め、最近の公式戦7勝2分けと得意だった仙台にシュート数で6対7と下回り、興梠と2トップを組んだ新加入の杉本は0本。「大事に大事に、と思って下がりすぎた。(興梠)慎三さんからも『もっと前に』と言われた」と反省した。

光明は初先発のDF山中か。昨季までの横浜時代と同じく、左サイドから縦にも中にも入って攻撃を活性化。DF槙野から「1試合目でこれだけできるとは。素晴らしかった」と絶賛された。ただ、後半はボールを触る回数が減り、本人も「もっと呼び込まないと」と納得しなかった。1週間前よりは上向いたが、尻上がりが今季の方策。序盤は我慢の展開が続きそうだ。