eスポーツとJリーグが協力、ゲーム初代王者狙う

「eJリーグ ウイニングイレブン 2019シーズン」の共同開催を発表した左からJリーグ村井チェアマン、株式会社コナミデジタルエンタテインメント早川社長

Jリーグと株式会社コナミデジタルエンタテインメントが1日、東京都内のJFAハウスで会見し、スマートフォンなどを利用するモバイルゲーム「ウイニングイレブン 2019」を競技タイトルに使用したeスポーツイベント「eJリーグ ウイニングイレブン 2019シーズン」を共同開催すると発表した。

同ゲームは世界累計1億5000万ダウンロードを突破しているモバイルゲームで、今大会はJ1とJ2の全40クラブそれぞれに3選手を登録して実施するJクラブの対抗戦。大会エントリーは7日から開始。22日から5月13日までのオンライン予選をへて、6月2日(東京)と9日(大阪)にクラブ代表選考会を実施し、各クラブの代表チームメンバー(「15歳以下」「18歳以下」「全年齢」から1人ずつの計3選手)を決定。各クラブの代表チームが、7月14日から15日の本大会で初代王者の座を争う。賞金総額は1500万円で、クラブに支払われる。

会見に出席したJリーグ村井満チェアマンは「モバイルは、なくては成り立たないぐらい生活に浸透している。世代、障害、性別、国籍を超えて親しまれているeスポーツを通じて、サッカーの魅力を1人でも多くの人に伝えられればと思います」と期待。同社の早川英樹社長は「リアルスポーツとeスポーツの垣根はなくなってきています。それぞれが新しいサッカーの楽しみ方を知っていただく機会になると思います。シーズン中のJリーグとの相乗効果で盛り上がりを高めて、日本サッカーのさらなる発展につなげていきたいと思います」と語った。