札幌GKク、強力攻撃陣擁する名古屋戦へ平常心強調

練習前に気合い十分の札幌GKク・ソンユン(撮影・西塚祐司)

北海道コンサドーレ札幌は30日、アウェー名古屋グランパス戦に臨む。GKク・ソンユン(24)はフル出場すると46試合連続となり、05-06年のGK林卓人(現広島)のクラブ記録に並ぶ。昨季2戦2勝の相手に「去年までの結果は関係ない」と気を引き締めた。

チームは29日、愛知県内で戦術確認などを含めて調整した。17年9月30日サンフレッチェ広島戦からゴールマウスを守る守護神は「自分は緊張せずにいつも通りにやるだけ」。昨季15位だった名古屋は今季3勝1敗で2位。13人の新戦力が入り充実した選手層で、9得点はリーグ最多タイだ。昨季得点王FWジョーを中心に攻撃陣はノっているが「高い能力持ってるのはみんなわかっている。相手を気にせずやりたい」と平常心を強調した。

今季、ここまで4戦で7失点。守備の連係は「悪くない」が、気になるのがイージーなミス。一瞬の隙からカウンター攻撃を受けることが多く「減らさないといけない。タイトル獲得やACLに行けるかどうかの差になる。粘り強く戦いたい」。札幌の鉄人守護神が好調チームを止める。【西塚祐司】