横浜敵地で3発快勝、浦和3度目無得点/浦-横6節

浦和対横浜 後半、横浜FWマルコス・ジュニオール(左から2人目)が2点目のゴールを決めてサポーターと共に喜ぶ(撮影・丹羽敏通)

<明治安田生命J1:浦和0-3横浜>◇第6節◇5日◇埼玉

アウェーの横浜F・マリノスが、ブラジル人FWマルコス・ジュニオール(26)の2得点にDF広瀬陸斗(23)のJ1初ゴールで浦和レッズを粉砕した。

開始7分で先制点が生まれた。決めたのは敵地に乗り込んだ横浜。中央からの長い縦パスが浦和DF山中に触られたものの、コースが変わって斜めにゴール前へ。誰にも触られることなくペナルティーエリアに入ったFWマルコス・ジュニオールの前に転がり、難なく蹴り入れた。元マリノスの山中にとっては不運な形となったが、横浜が先制した。

後半も横浜が追加点を奪った。15分、ゴール前で波状攻撃を仕掛け、MF三好らが次々とシュート。相手GK西川の好セーブに遭い続けたが、最後はマルコス・ジュニオールがこぼれ球を拾って持ち直し、正面から左足でゴール左隅へ蹴り込んだ。浦和は西川が1対1を止め続けていたが、最後にノーチャンスのシュートを浴びて沈んだ。

さらに3点目だ。マルコス・ジュニオールからの右サイドからの折り返しを、走り込んできた左サイドバック広瀬がトラップ。動きを止めて冷静にGKの動きを見極め、冷静に右足でゴール右隅に流し込んだ。圧倒的な攻撃力で浦和から3点を奪った。

浦和はFW興梠に惜しいシュートもあったが、ほぼ見せ場なし。後半、MF長沢に代わって投入された元横浜のFWマルティノスが放った右足シュートもGK正面だった。ホーム初勝利は遠く、今季3度目の無得点で2敗目となった。試合後は埼玉スタジアムのサポーター応援席からブーイングが飛んだ。