三木谷会長「松本戦で不可解判定」VAR必須と訴え

三木谷浩史氏(18年6月撮影)

ヴィッセル神戸の三木谷浩史会長が7日、ツイッターでJリーグの発展に、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の導入が不可欠であるとあらためて訴えた。

6日、J1リーグ戦でヴィッセル神戸は、松本山雅FCに1-2で敗れた。三木谷会長は試合後、ツイッターで「不可解な判定がとても多い残念な試合でした。リーグの発展を考えるなら、真剣に審判の質も国際基準にしないと。少なくとも、他のリーグのようにVARの導入を即座に検討するべきだと思います」とつぶやいていた。

7日にはさらに「VARが高いという意見を頂きましたが、今やプロsportではビデオ判定は常識。また、世界では八百長が最大の問題であり、VAR必須です。ワールドカップ、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパの各リークだけでなく、アメリカのMLSでも既に導入されています。ビデオ判定による公平性がリーグの魅力をあげます」(原文まま)と念押しした。

確かにVAR導入には設備に加え、VAR用の審判の配置など、費用がかかる。

Jリーグは今季から一部導入している。導入試合は最大計14試合で、ルヴァン杯のプライムステージ全13試合(準々決勝、準決勝、決勝)とJ1参入プレーオフ1試合(決定戦)。J1リーグ戦での導入はない。

DAZNによる全試合配信や、外国人枠の拡大と、村井満チェアマンのもと、改革を進めるJリーグは、この提言に、どう反応するのだろうか。