新潟渡辺凌磨ロスタイム同点弾 執念の勝ち点1獲得

1-2の後半ロスタイムに同点ゴールを決め、吠えるMF渡辺凌

<明治安田生命J2:新潟2-2山形>◇第9節◇13日◇デンカS

アルビレックス新潟は首位モンテディオ山形を相手に2-2で引き分けた。1-2で迎えた後半ロスタイムにMF渡辺凌磨(22)が同点ゴールを決め、勝ち点1を獲得した。渡辺凌は前回のホームFC町田ゼルビア戦(3日)に次いでホーム2連発。チームは前節7日、アウェー・ファジアーノ岡山戦(3-3)に続き、2戦連続で後半ロスタイムの同点劇だった。

渡辺凌がほえた。1-2で迎えたロスタイム表示は4分。FWレオナルド(21)のシュートを相手GKがはじき、こぼれ球に詰めていた渡辺凌が右足を振り切った。「(ボールがこぼれる位置に)たまたまいた。押し込むだけだった」。

先発出場は3試合目で3日の町田戦に続き、今季2得点目。片渕浩一郎監督(43)は「どこかで使いたい、と思っていた。日常の練習を評価した」と先発起用の理由を明かしていたが、指揮官の思いにタイムアップ寸前の同点弾で応えた。試合後、一転し険しい表情の渡辺凌は「勝ち点3を取れる試合だった」と次戦を見据えていた。