札幌A2年連続Vで全国決勝大会へ チビリン北海道

JA全農杯全国小学生選抜サッカーIN北海道で優勝した北海道コンサドーレ札幌U12A

<JA全農杯全国小学生選抜サッカーIN北海道>◇2日目◇14日◇北海道・伊達まなびの里サッカー場◇参加16チーム

「JA全農杯全国小学生選抜サッカーIN北海道」が13日から2日間、北海道伊達市で開催され、北海道各地から16チームが参加した。

決勝は北海道コンサドーレ札幌A(札幌)が9-0でFCDATE少年団(室蘭)を下し、2年連続10度目の優勝。同チームは、全国の強豪16チームによる「JA全農チビリンピック」(5月3~5日、日産スタジアム)での全国決勝大会への出場権を手に入れた。全国9ブロックの大会は全日程を終え、代表16チームが出そろった。

札幌が選手層の厚さを見せた。決勝、第1ピリオド(P)はDATE少年団の守りを崩しきれずゴールを奪えない。MF小松隼士が中央左から決めた先制点は、終了間際の12分だった。選手8人全員が入れ替わった第2Pで流れを変えた。

1分にFW浅井大空、4分にMF辻拓実、7分にはMF桑原智琉が立て続けに相手ゴールネットを揺らした。第3Pは相手オウンゴールも含め大量5点を追加した。

チームの中心で、第1Pに出場したMF川崎幹大は「なかなか点を取れず、少し焦った」と振り返ったが、第2Pでチームを引っ張ったMF佐々木太一は「1点入った後は、みんな落ち着いてできたと思います」と、全員でつかんだ勝利を喜んだ。

今大会4試合で29得点、1失点。攻守で強さを見せた。優勝10度が示す通り、北海道では常勝チームだ。6年生だけで30人、1年生からの総人数は100人を超える。この春休みは5泊6日で静岡に遠征し、強化を図ってきた。過去、柏、広島のジュニアを指導した経歴を持ち、今季からチームを任された村井一俊監督は「子供たちには大きな目標を持ってやらせたい」と言う。チームのキャッチフレーズ「北海道から世界へ」を胸に全国へ向かう。

〈準決勝〉

FC DATE少年団2-1ASARI Football CLUB、北海道コンサドーレ札幌A3-1プレイフル函館ジュニア

 

〈決勝〉

北海道コンサドーレ札幌A9-0FC DATE少年団

〈主催〉日刊スポーツ新聞社、北海道サッカー協会〈後援〉日本サッカー協会、伊達市、伊達市教育委員会〈主管〉室蘭地区サッカー協会〈特別協賛〉全国農業協同組合連合会(JA全農)〈協賛〉ホクレン農業協同組合連合会、協伸商会