仙台敗れ17位後退、敵地3戦3敗で三たび複数失点

大分対仙台 完封負けを喫し肩を落とす仙台イレブン

<明治安田生命J1:大分2-0仙台>◇第7節◇14日◇昭和電ド

ベガルタ仙台が大分トリニータに0-2で敗れ、17位に後退した。

一瞬の隙が勝敗を分けた。後半開始直後の2分、ゴール前でDF常田克人(21)のクリアしたボールが至近距離にいた相手DFの足もとに収まり、先制ゴールを決められた。同32分にも追加点を許した。常田は「あれは僕しかクリアできなかったので、普通にクリアしていれば失点はなかった」と振り返った。

放ったシュートは相手の5本を上回る13本。4本を放ったFWハモン・ロペス(29)が決定機を立て続けに外し、5-4-1の堅固な守備ブロックを敷いた大分の「壁」も打ち破れなかった。渡辺晋監督(45)は「あれぐらいコンパクトに守られれば、ボールを(前線に縦パスで)刺すことも難しくなる」。アウェーは3戦3敗で、しかも敵地で三たび複数失点。次節もアウェーの20日鹿島戦で流れを変えたい。【下田雄一】