39歳遠藤22年連続弾 体力衰えも瞬時の判断磨く

G大阪対大分 後半、G大阪MF遠藤が右足でゴールを決めて同点とする(撮影・奥田泰也)

<明治安田生命J1:G大阪1-1大分>◇第8節◇20日◇パナスタ

ガンバ大阪MF遠藤保仁(39)が今季初得点で、自身が持つ歴代最長の連続シーズン得点記録を22に更新した。

1-1で引き分けたホーム大分トリニータ戦で快挙を達成。1点を追う後半26分、相手のクリアボールに詰め、右足でシュート。相手DFに当たりネットを揺らした。「ラッキーな形だったけど、ゴールはゴール。早く追い付いて相手に重圧をかけたかったので、得点が必要だった」。

新人だった98年から毎年ゴールを決め、J2だった13年を含めて22年連続得点。J1では通算103点目だ。「プロ1年目から気持ちは変わっていない。チームのために役割をしっかりする」。PKやFKのイメージは強いが、近年は流れの中でも得点している。体力は衰えても、瞬間の判断力は普段から鍛える。自家用車の運転中から広い範囲で周囲を見て自身に判断を迫る。

引き分けて連敗を3で止めたが喜べない。クラブ史上初の開幕からホーム5戦勝ちなし。宮本監督は「前半の失点がもったいなかった」。背番号7の22年連続弾と、執念ドローによる勝ち点1を浮上のきっかけにしたい。【小杉舞】