神戸吉田監督悩む、連敗阻止へ外国人5枠見極め重要

練習後、取材に応じる神戸吉田監督(撮影・実藤健一)

突然の監督交代に揺れるヴィッセル神戸は26日、連敗ストップがかかる28日川崎フロンターレ戦(ノエスタ)へ、神戸市いぶきの森球技場で非公開で調整した。

J1リーグ戦3連敗中で2年連続リーグ王者をホームに迎える。前節浦和レッズ戦を欠場したMFアンドレス・イニエスタ(34)と右足負傷で2戦連続欠場中のFWダビド・ビジャ(37)に関し、吉田孝行監督(42)は「コンディション次第だが、(練習に)合流できているから」。一方で25日は別メニュー調整のルーカス・ポドルスキ(33)については「ひどいケガではない。(状態については)何とも言えない」と詳細は伏せた。王者撃破へ「V・I・P」がそろうか、微妙な状況は変わらない。

所属する外国籍選手7人から、ベンチ入り「5枠」の選択も悩ましい。浦和戦は韓国代表GKキム・スンギュ(28)で1失点と、それまで3試合計9失点の守備を立て直した。指揮官も「韓国代表の正GKだし安定感、安心感、いいものを(チームに)もたらす」と評価する。

「(外国人選手)だれか2人が外れる。難しいが相手を見ながら、状況を見ながら決めていくしかない」。だれを使うか、だれを外すか。再建を託された吉田監督の手腕が問われる、大きなポイントになる。