神戸監督「動揺走る」三木谷会長介入報道を完全否定

神戸対鹿島 鹿島に敗れ、肩を落とし整列する神戸イレブン(撮影・前田充)

<明治安田生命J1:神戸0-1鹿島>◇第11節◇12日◇ノエスタ

ヴィッセル神戸がまたも連敗地獄を抜け出せなかった。ホーム鹿島アントラーズ戦は、前半17分に先制されると0-1で逃げ切られて6連敗。前節北海道コンサドーレ札幌戦を欠場したMFアンドレス・イニエスタ(35)は後半23分から途中出場したが、危機的状況を打開できなかった。吉田孝行監督(42)は試合後の会見で、ウェブでの一部週刊誌報道による三木谷会長の現場介入を否定する異例の発言。ピッチで結果を出せず、追い詰められた様子をにじませた。

神戸吉田監督の会見での主な一問一答は以下の通り。

-試合を総括

吉田監督 サポーターの期待に応える内容ではなく申し訳ない。我々はプランを持って臨んだが、徐々に自信をなくすような形で失点してしまった。後半は自信を持って臨みたかったが、トーンダウンしていった。90分、全員が同じ方向を向いて戦わないと難しい。

-負傷交代の古橋の状態は

吉田監督 メディカルからまだ情報が上がっていないが、簡単な状況ではない。攻撃の中心でやってきた。攻撃の推進力を失うことになり、チームとして難しい状況になる。

-現状を打破するには

吉田監督 戦術的により勝ちたい、ボールを奪いたい姿勢を出していかないと。何人かは出て、何人かは出ないでは難しい。選手ではなく、自分の責任が大きい。1つ言っておきたい。一部報道で(選手起用に関し三木谷)会長の関与とあるが100%ない。全部自分が決めている。選手に動揺が走る。変な風に書かれてもどかしいものがある。