殻破った白崎、誕生日弾は鹿島本拠通算800得点目

鹿島対松本 後半、ゴールを決める鹿島MF白崎(撮影・狩俣裕三)

<明治安田生命J1:鹿島5-0松本◇第12節◇18日◇カシマ

鹿島アントラーズMF白崎凌兵が、プロ8年目で初の誕生日弾で今季初3連勝に導いた。

26歳になったホーム松本戦に先発し、1点リードの後半2分に移籍後初得点。MFレオ・シルバのラストパスを受けると、左足で左ポストをかすめる高速シュートを決めた。「無心で打てた。誕生日を意識していたら力んで外していたはず」と照れ笑いしたが、節目のホーム通算850得点になった。

殻を破った同20分には2点目だ。FW土居の右クロスに、DFの背後から助走たっぷりに頭で合わせた。試合3日前、誕生日が3日違い(21日)の先輩と前祝いの会を開き「いい関係をピッチに反映できて良かった」。リーグ戦では、こちらもプロ初の1試合2発。松本を今季最多5得点で粉砕する立役者になり、清水の前10番という高かった前評判に、ようやく応えた。