C大阪が首位突破「心に残る」ソウザ2発で大分撃破

前半、ゴール前に攻め込むC大阪MFソウザ(撮影・宮崎幸一)

<YBCルヴァン杯:C大阪2-0大分>◇1次リーグ◇22日◇ヤンマー

4チーム全てに1次リーグ突破の可能性が残っていた大混戦のC組で、C大阪が大分を破って首位のままプレーオフ進出を決めた。

勝負を決めたのはブラジル出身MFソウザ(31)の2発だった。前半6分、ペナルティーエリア手前中央でFKを獲得すると、右足を豪快に振り抜いた。ボールは壁に当たり、GKが弾くも勢いを殺せずゴールに突き刺さった。

後半26分には敵陣中央右からのロングシュートを放ち、GKの頭上を越えゴールに吸い込まれた。「(相手GKが)前に出ている。チャンスがあれば打ってやろう」とその時を待った。中盤でパスを受けると迷いなく長距離弾を見舞った。「心に残るゴール。特別なゴールだ」と満足げ。大活躍のソウザは後半39分に交代。サポーターの大歓声を受けてピッチを後にした。

引き分け以上で自力進出が決定していた最終節。第1節で終了間際に逆転負けを喫していた因縁の相手に借りを返し、プレーオフ進出を決めると同時に、25日のJ1リーグ首位東京戦に弾みをつけた。