C大阪が反則覚悟で久保封じ「組織の中で」首位撃破

C大阪対東京 後半、東京DF室屋成(中央)を止めるC大阪MF田中亜土夢(左)、同MFレアンドロ・デサバト(撮影・清水貴仁)

<明治安田生命J1:C大阪1-0東京>◇第13節◇25日◇ヤンマー

セレッソ大阪が、首位FC東京に今季初黒星をつけた。0-0の後半33分、右サイドDF松田陸(27)のクロスにFWブルーノ・メンデス(24)が頭で合わせて先制。その1点を守り抜いた。

ロティーナ監督(61)は「難しい試合だった。相手はカウンターを狙っている。ポジショニングを徹底した守備がよかったと思う。勝利に満足している。(選手は)戦う姿勢を見せてくれた」と評価した。

東京の注目の17歳MF久保建英を封じた。マッチアップしたDF丸橋祐介(28)は「前を向いてドリブルされると怖い。やられるより、ファウルで止めてやれと。うまくいった」。MF藤田直之(31)も「組織の中でうまく守れた」とチームとしての守りを最大の勝因にあげた。

開幕から12戦無敗だった東京の進撃をストップ。今後の戦いにはずみがつく勝利だった。