川崎F鬼木監督「よくない」また終了間際失点ドロー

川崎F対浦和 後半終了間際、同点ゴールを決めた浦和DF森脇(右下)はもみくちゃにされる(撮影・河野匠)

<明治安田生命J1:川崎F1-1浦和>◇第14節◇1日◇等々力

川崎フロンターレが、ロスタイムのラストワンプレーでCKから失点し、白星を逃した。10試合連続不敗で2位はキープしたが、勝ち点1しか積み上げられず、首位のFC東京との勝ち点差は6に広がった。

悔やんでも悔やみきれない結末だった。試合終了間際で勝ち点を失ったのは、ACLの上海港(中国)戦、蔚山(韓国)戦、リーグの第3節横浜Fマリノス戦に続き、4度目。DF谷口彰悟(27)は「非常に悔いが残る。最終的に、CKでやられてますが、あのコーナーに持っていかれないようにできたし。チームとしては細かいところに目を向けていかないと先はない」と試合の閉め方に反省を口にした。

相手は大槻毅新監督が就任しての初陣だった。戦術もシステムも不透明の中、立ち上がりはばたついた場面があったが、後半からは相手を圧倒し、後半9分には左サイドを崩し、FWレアンドロ・ダミアンの今季5得点で先制した。その後もFW小林悠(31)、MF家長昭博(32)、MF守田英正(24)が決定機を迎えたが追加点が奪えず、最後の最後に追いつかれてしまった。鬼木達監督は「やられ方はよくない」とした上で「2、3点目をしっかり取らなくてはいけなかった」と、追加点の重要性を挙げた。