札幌GKク「負けたくない」強行軍も川崎F戦へ意欲

セーブ練習する札幌GKク(撮影・保坂果那)

北海道コンサドーレ札幌GKク・ソンユン(24)が、14日アウェー川崎フロンターレ戦(等々力)へ気持ちを高ぶらせた。

韓国代表として帰国していたが、13日にチームに合流。前日12日に再来日したばかりで、すぐに敵地へ移動する強行スケジュールにも「昨日軽くリカバーしたので、明日は普通のコンディションで試合に出られると思う。(順位が)上に上がるためには勝たなければいけない試合」と疲労を見せず決戦を見据えた。

いっそう気合を入れる。今年2度目の韓国A代表選出だったが、親善試合2試合でデビューの機会はなかった。ベンチから見守り「出たかったけど、自分の力が足りなかった。チームで活躍して(代表戦に)出られるようにしていきたい。ワールドカップ(W杯)を目指してやっているので」。リーグ戦へ気持ちを切り替える。

川崎Fは2年連続覇者で、昨季アウェー戦では7失点を喫した。守護神として「1対1の勝負で負けたくない」と食い止める覚悟。リーグ戦通算4分け16敗(J1は1分け7敗)で「勝ったことがないので、今回こそ勝っていきたい」。昨季のリベンジを果たすセーブで、チームに初勝利をもたらす。【保坂果那】