川崎Fが明大にヒヤヒヤV、オウンゴールの1点守る

前半、先制し喜ぶ川崎F知念(右)ら(撮影・滝沢徹郎)

<天皇杯:川崎F1-0明大>◇2回戦◇3日◇等々力

J王者の川崎フロンターレが明大に1-0で競り勝ち、ヒヤヒヤ勝利で王者の意地を見せた。

明大は現在、関東大学サッカーリーグ1部で首位を走り、東京内定のMF安部柊斗(4年)らが先発。川崎FはエースFW小林悠、司令塔のMF大島僚太、MF家長昭博はベンチ外。DF谷口彰悟(27)はベンチスタートで、MF斎藤学(29)が主将マークを巻いた。

川崎Fは前半15分、左コーナーキックからFW知念慶(24)がファーで頭で合わせ、相手のオウンゴールを誘って先制した。明大の激しいプレスに苦戦し、追加点のないママ前半を1-0で折り返すと、川崎Fは後半17分からMF中村憲剛(38)を投入。中村は5月17日の名古屋グランパス戦以来、約1カ月半ぶりの公式戦復帰となった。試合終盤に明大も反撃に出て立て続けにチャンスを迎えるが、激しいプレスで走り回った疲労からか、フィニッシュの精度を欠き、最後までゴールを割れなかった。