川崎F小林「目標」鳥栖戦でJ1通算100得点狙う

川崎F・FW小林悠(2019年6月14日撮影)

川崎フロンターレのFW小林悠(31)が7日のホームサガン鳥栖戦でJ1通算100得点を狙う。前節磐田戦で2戦連発となる今季6点目を決め、通算99得点。大卒選手では中山雅史、藤田俊哉に続く3人目の大台到達となる。

拓大から川崎Fに加入した生え抜きのエースは「ホームですし決められるようにいい準備をしたい」。現実に迫った100得点の数字に「1つの区切りというか目標にした場所。大卒の選手であまりいないと聞いて、それは嬉しく思います。通過点だなと思いますが、早く100に乗せたいという気持ちはありますね」と話した。

7月は小林の得点量産月間だ。月別では7月に通算17得点と最多。8月は12得点、9月は13得点と多く「夏男」と言われるゆえんだ。自身も「自分でも調子が上がってきているしシュートの感覚がいい」と“得点予報”を口にし、「自分は夏に体力が落ちるという感じではないけど、相手が疲れたり集中を欠く時間があるのを感じる。その差が出てるかな」と分析する。

小林が得点した試合は65勝15分け6敗。「自分の得点でチームを勝たせる」とのエースの責任を果たしている証しだ。「優勝を目指す上で大事な試合。ホームだから必ず勝ちたいし、ピッチでそれを表現したい」と気持ちを込めた。【岩田千代巳】