札幌チャナティップ「ハードワークを」3戦ぶり復帰

練習中にあいさつを交わす札幌MFチャナティップ(左)とペトロビッチ監督(撮影・保坂果那)

北海道コンサドーレ札幌MFチャナティップ(25)が13日アウェー大分戦で3試合ぶりに復帰する。

12日、札幌・宮の沢での前日練習を終え、遠征メンバーとして敵地へ向かった。6月22日鳥栖戦で左太もも裏を痛め、10日に全体練習に合流。11日には対人練習で状態を確認し「問題ないね」と話していた。

大分は勝ち点1差で1つ上の5位。「相手はチームワークが良くて、ハードワークをする。ホームで負けているので、リベンジしたい」。チャナティップ不在の2試合は1分け1敗。白星から遠ざかったが、「内容的に悪くなかったから」と悲観はしていない。「ミシャ(監督)次第だけど、いつでもスタメンでいきたい」と先発を待ち望んだ。

離脱者が続々と復帰し、ミハイロ・ペトロビッチ監督(61)に新たな悩みができた。「なかなか選考するのも難しい。選手全員を先発で起用できれば幸せだが」とうれしい悲鳴を上げる。FW鈴木武蔵、アンデルソン・ロペス(ともに25)との3トップでの先発なら、ロペスが左膝を負傷した4月28日磐田戦以来10試合ぶりの顔ぶれ。この布陣で4月の大分戦は敗れているが、2~9節で5勝3敗と勝率は良い。「勝ち続けて上に行く」とチャナティップ。さらに上位へ大事な一戦に臨む。【保坂果那】