浦和選手証言、主審が「運営が決めている」発言か

横浜対浦和 後半、横浜2点目のゴールが、浦和の猛抗議で一度はノーゴールの判定となり、審判を挟んで、両チーム入り乱れて猛抗議(撮影・浅見桂子)

<明治安田生命J1:横浜3-1浦和>◇第19節◇13日◇日産ス

令和2度目の大誤審が起きた。誤審”2発で横浜に敗れた。

0-1の後半14分、横浜FW遠藤のシュートがFW仲川に当たってゴールに入った場面。オフサイドポジションを見逃されて失点した。得点の後、いったんオフサイドで取り消されたが、9分間の中断の末に点が認められた。

DF槙野によると、副審はオフサイドと進言したという。しかし、混乱した松尾主審が「自分では決められない。決めるのは運営」と発言したことを明らかにした。「多くの選手が聞いている」とも補足した上で「それでは、主審の仕事は何なのかと聞いたが、答えはなかった」と話した。

1点を返した後の同41分にはPKで突き放された。相手シュートをDF槙野がブロックし、DF岩波のあごに当たったプレーを「自分のハンドと言われた」(槙野)と笛を吹かれた。5月17日湘南戦の大誤審は失点を免れたが、今回は2失点。試合前にはサポーター同士が観客席で小競り合いするなど後味の悪い試合で白星を逃した。【木下淳】