清水MF滝レギュラー定着へ「質を上げなければ」

ゲーム形式練習で軽快な動きを見せる清水MF滝(中央)

J1清水エスパルスMF滝裕太(19)がレギュラー定着へアピールを誓った。

27日は静岡市内で2部練習に参加。ゲーム形式では軽快な動きを見せながらも、自身のプレーに満足はしなかった。「もっとゴール前での質を上げなければいけない」。今季はここまでリーグ戦11試合出場で2得点。結果を求める意識が強くなったのは理由がある。

FW北川航也(23)がオーストリア1部ラピッド・ウィーンから獲得オファーを受けた。既に大筋合意に達しているといい、移籍は決定的な状況だ。ユースの先輩でもある北川の退団は痛手だが、出番が少なかった滝にとっては出場機会が増えるチャンス。獲得を目指しているブラジル人FWドゥトラ(31)もこの日からゲーム形式練習に参加するなど、競争は激しいが、滝は「自分がやっていくという強い気持ちはある」と力を込めた。

自身も海外移籍への思いが強く「スペインでやってみたい。活躍して将来は(北川)航也くんとA代表で一緒にプレーしたい」。まずはチームでスタメンに定着することが当面の目標。リーグ再開となる来月3日のアウェー横浜戦に備え、練習から結果にこだわる。【神谷亮磨】