仙台4戦ぶり白星で12位、新守護神「クバ」躍動

仙台対磐田 磐田に僅差で勝利し、観客の声援に笑顔で応える仙台GKヤクブ・スウォビィク(撮影・加藤諒)

<明治安田生命J1:仙台2-1磐田>◇第21節◇3日◇ユアスタ

ベガルタ仙台は4試合ぶりの白星で12位に浮上した。開始4分にMF関口訓充(33)が先制弾、続く同8分にMF道渕諒平(25)の追加点で磐田を2-1で破った。

ホームデビューのGKスウォビィクは愛称「クバ」コールの大声援を受け、新守護神として堂々プレーした。ベテラン関口が1ゴール1アシストと躍動。前半4分、カウンターの流れで右サイドの道渕がクロスを送ると、ペナルティーエリア中央で相手2人が重なりクリアミス。それを見逃さず、左足で流し込んだ。関口は「(相手GKの)脇が空いたのが見え、落ち着いて打てた。ニアに入り相手を引っ張ろうと思った。いいところに走り込めた」。6人が絡んだ攻撃を完結させ、チームにとっても4試合ぶりのゴール。アシストでも魅了した。同8分には自陣でボールを奪ってドリブルで運ぶと右へ展開。フリーの道渕が落ち着いて突き刺した。後半はしのぐ場面が多かったが逃げ切った。【山田愛斗】