磐田ルキアン「早くネット揺らしたい」来日初弾狙う

大粒の雨が降る中、調整に励む磐田FWルキアン(左)

J1ジュビロ磐田FWルキアン(27)が、次節ホームサンフレッチェ広島戦(31日午後7時、ヤマハ)で来日初ゴールを狙う。27日は、磐田市内で再開した練習に参加。時折大粒の雨が降る中、約2時間のメニューを消化した。出場停止明けとなる一戦へ「僕以上に早くネットを揺らしたいと思ってる人はいない」と、言葉に思いを込めた。

準備も着々と進む。実戦形式の練習では、1トップでプレー。MF山田大記(30)やMFエベシリオ(27)らと好連係を見せた。自らネットを揺らし、攻撃の起点となって決定機も演出。「練習の強度も高く、充実している。うまくいく要素が含まれていると思う」と、フェルナンド・フベロ新監督(45)の下で反撃態勢を整えている。

対する広島とは、チョンブリFC(タイ)に所属していた今年1月に「Jリーグ・アジアチャレンジ」で対戦。前半10分に先制点を記録した。ルキアンは「非常に良いチーム」と警戒しながらも、「勝ちにこだわらないといけない。次も取りたい」と誓った。

現在、チームは5戦勝ちなし(1分け4敗)で最下位に沈む。残り10試合。ルキアンは「とにかくチームの助けになりたい」と話す。25日には、愛する家族も来日。心身共に充実したブラジル人助っ人が、対広島戦“2戦連発”でチームを6戦ぶり勝利へ導く。【前田和哉】