川崎F知念VAR第1号「めっちゃ温度差があった」

川崎F対名古屋 前半15分、先制ゴールを決める川崎F・FW知念(撮影・たえ見朱実)

<YBCルヴァン杯:川崎F2-0名古屋>◇準々決勝第1戦◇4日◇等々力

川崎フロンターレのFW知念慶(24)が、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入した第1号ゴールとなった。

前半15分。知念はDF車屋紳太郎のロングボールに抜け出しゴールを決めた。得点が決まったと思った知念は、MF長谷川竜也とともにトラックに飛びだし喜びを表現したが、直後にVARが介入することが判明。

「僕はいい抜け出しで、オフサイドがないと思って喜んでいたら、後ろを見たら、めっちゃ温度差があって…。これはやってしまったと。めっちゃ恥ずかしい思いで戻ったら、ゴールになった。喜びが2倍でした」と笑顔を見せた。

層が厚い川崎Fの前線で、直近のリーグ戦はベンチ外を含め出場機会が減っていた。「きょう、結果を出さなかったら今季はチャンスがないと思って臨んだ。もうちょっとやれたなという思いがある」と得点への欲は尽きない。

9月1日に第1子となる長女が誕生。得点後はチームメートとゆりかごダンスで長女の誕生を祝福した。父親になり「子供はめっちゃかわいいです。プレッシャーはめちゃくちゃあったけど、気持ち的にはすごく頑張ろうという気持ちになりました」とパパの自覚を口にした。