初戴冠目指す札幌、サポーターの交通事情に悩み

26日ルヴァン杯決勝(埼玉スタジアム)に臨む北海道コンサドーレ札幌を現地応援するサポーターの中には、思わぬ交通事情に悩まされている人もいるようだ。

クラブのスポンサー企業の日本航空など大手2社では、25日終日、26日午前の新千歳-羽田便が空席待ち状態で、北海道内から観戦に向かうサポーターらは、移動手段確保に難航。日本航空の担当者は臨時便について「社内で検討したが、難しかった」という。

海運会社の太平洋フェリーは15日、ツイッターで「コンサドーレ札幌、川崎フロンターレ両サポーターの皆様、ルヴァン杯決勝進出おめでとうございます! 決勝戦への交通手段でお困りの北海道在住のお客様、北海道から本州行きのフェリーが出ています(当社に限らず)。飛行機が取れなくても諦めないで!」と呼びかけ、一部サポーターの間で話題となった。投稿担当者はサッカー好きで「サポーターが飛行機の席が取れないという状況を知り、いろんな方法があるということを伝えたかった」と話した。

サポーター大注目の一戦へ、クラブも準備を進めている。初優勝した際の記念グッズの販売を企画中。決勝翌日の27日は、札幌・宮の沢での練習後、サポーターへ報告する場が設けられる予定で、優勝すれば、カップもお披露目されそうだ。