新潟新人MF本間至恩、昇格PO圏内へチーム引っ張る

笑顔でアップするMF本間(撮影・山岸章利)

J2アルビレックス新潟は27日のホーム京都サンガ戦に向けた練習を24日、聖籠町のクラブハウス練習場で行い、冒頭のアップだけを公開した。3試合連続スタメン出場中のルーキー、MF本間至恩(19)は「チャンスをしっかり決めたい」。J1昇格プレーオフ圏内入りに向け、残り5試合、期待の新星がチームをけん引する。

冒頭のアップで本間は時折、笑顔をみせるなどリラックスした表情で体を動かした。その後の非公開となった紅白戦では同期のMF秋山裕紀(18)との連係に手応えを得た様子だ。前節の福岡戦(1●2)でも2人の連係からチャンスを生み出しており本間は「(秋山とは)感覚で通じ合える部分が多い。組めば良い形で攻撃できる」。迎えるホーム戦でも2人の新人が攻撃にアクセントをつけていく。

京都との対戦を本間は「守備の時間が長くなると思う」と予想する。辛勝した前々節の愛媛(1○0)、敗れた前節の福岡に続き、3バックを敷く相手のフォーメーションも警戒すべき点にあげ「我慢しながら自分たちの流れを待ち、来たチャンスをものにしたい」と話した。

新潟の下部組織から今季、トップチームへと昇格した本間はここまで23試合に出場し、2ゴールを決めている。直近のゴールは巧みなフェイントと鮮やかなシュートで奪った愛媛戦での1点。この得点はチームに勝利をもたらしただけでなく、クラブ通算1000ゴール目となるメモリアルゴールとなった。「記録に残って良かったが、まだまだこれから」。活躍を続け、今後もクラブの歴史に名を刻み続けていくつもりだ。【山岸章利】