山形中央「全国1勝」県勢12年連続初戦敗退を打破

握手を交わす山形中央・太田主将(左)と今治東・大谷主将

<全国高校サッカー選手権大会:組み合わせ抽選会>◇18日◇都内

山形中央が県勢12年連続初戦敗退中の負の連鎖を打破する。最後の勝利は06年羽黒で、80分での勝利は04年に2勝した同校までさかのぼる。

MF太田龍哉主将(3年)は「チームとしても目標は全国1勝。山形の小中学生が自分たちの姿を見て、全国で勝てるように入学したいと思ってもらえるようにしたい」。県大会で準決勝、決勝と0-0からPKで勝ち上がってきた粘り強い守備が強みだ。初出場の今治東(愛媛)と戦う初戦の2回戦に向け「全国でもスタンド、ベンチ、ピッチの選手が一緒になって戦いたい」と、力を結集して悲願の白星をつかみ取る。