<明治安田生命J1:清水1-1大分>◇第32節◇23日◇アイスタ
清水エスパルスは1-1で大分トリニータと引き分け、連敗を「4」で止めた。途中出場のFWドゥトラ(31)が同点弾。今夏加入のブラジル人助っ人がリーグ戦初ゴールを決め、ドローに持ち込んだ。
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起死回生の1発だった。1点を追う状況で試合終盤に突入。敗戦ムードも漂った後半43分に、助っ人がチームを救った。FWドゥトラは「ボールが来ることを感じていた」。FKのクリアボールをFWドウグラス(31)がオーバーヘッドでクロス。飛び込んだドゥトラは、打点の高いヘディングで右隅に流し込んだ。ブラジル人コンビで同点。「いい結果を出せて良かった」と胸を張った。
今年7月にチームに加入し「貢献するために入った」。即戦力として期待されながらも、試合に絡めない時期があった。リーグ戦初先発となった今月2日の磐田との「静岡ダービー」では、開始5分でDFファン・ソッコ(30)が1発退場。守備を固める戦術変更で前半9分にピッチを退いた。消化不良となった交代にも腐らず、「練習から準備をしてきた」。先月23日の天皇杯準々決勝(対鳥栖)では、4強入りに導く決勝点。J1残留に向けて負けられない一戦でも、貴重なゴールを挙げた。
残留決定は次戦に持ち越したが、勝ち点1を積み上げたことは大きい。「次は必ず勝ち点3を取りたい」とドゥトラ。勝てば無条件で残留が決まる次戦でも、チームのためにゴールを狙い続ける。【神谷亮磨】
○…この日は、昨年大腸がんのため死去した久米一正前GM(享年63)の命日だった。選手は似顔絵がプリントされたTシャツを着て入場。勝利を報告できなかったが、あきらめない姿勢を見せた。篠田善之監督(48)は「(久米さんが)もっと頑張れと言ってくれているのかもしれない。この勝ち点1を次につなげたい」と切り替えた。