J2町田のコーチに元日本代表の米山篤志氏が就任

米山篤志氏

J2の町田ゼルビアは25日、元日本代表の米山篤志氏(43)が、来季トップチームのコーチに就任すると発表した。

元日本代表DFの米山氏は、17年に川崎フロンターレのコーチに就任。指導者として古巣在籍3年で、クラブが1度も経験のなかったJリーグのタイトルを、3年で3度経験し恩返し。12月9日に契約満了に伴い、川崎Fが契約を更新しないと発表していたが、J1昇格を狙う町田で、ポポビッチ新監督をサポートすることになった。

米山氏はクラブを通じ「この度、トップチームのコーチに就任しました米山篤志です。J1昇格という明確な目標に向かって全力を尽くします。どうぞよろしくお願い致します」とコメントした。

栃木県出身で、桐蔭学園-駒大からヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)でプロになり、トルシエ監督に招集され日本代表入り。クレバーなセンターバックとして活躍し、00年2月26日のアジア杯予選、ブルネイ戦(マカオ)で国際Aマッチデビューした。

東京Vから川崎Fをへて、名古屋グランパス-栃木SCでプレー。退団後は海外でのプレーを模索しつつ、世界を渡り歩き、11年11月に現役引退した。

その後、指導者に転身。東京23フットボールクラブ監督、名古屋のスクールコーチをへて、川崎Fに戻り、J1の舞台で複数タイトルも経験した。

17年に、Jリーグの監督などに必要な日本協会の公認S級コーチライセンスも取得している。

J1でタイトル争いした経験を持つコーチの就任は、J1昇格へ、大きな期待を寄せるサポーターへの“クリスマスプレゼント”ともいえそうだ。