大手前高松・V弾呼んだ滝平ロングスローは風も計算

<全国高校サッカー選手権:大手前高松1-0帝京大可児>◇1回戦◇31日◇オリプリスタジアム

初出場の大手前高松(香川)が帝京大可児(岐阜)に1-0で競り勝ち、大会初勝利を挙げた。後半7分に左サイドからのMF滝平昂也(3年)のロングスローから虎の子の1点をもぎとり、守りきった。

この日は試合開始の午後2時ごろから千葉県市原市にあるZAオリプリスタジアムの風が強まり、気象庁は同市などに強風注意報を発表。地上では約13メートルにもなる強風が吹き荒れる中で迎えた後半7分、左サイドでスローインを得ると、滝平は「(風上の)風の勢いも計算して投げた」とゴールへ向かって一直線に飛ぶロングスローを発射。たまらずGKがかきだすと、ボールはゴールバーに当たって跳ね返り、そのこぼれ球をMF谷本将虎(3年)が押し込んだ。

試合後、滝平は中学3年からロングスローを磨いてきたと明かし「高校1年で肩の可動域も広げて、低弾道、ふんわり、ストレートの3種類を投げ分けてきました。45メートル以上、ファーサイドまで飛びます」と胸を張った。

これで母校に選手権初出場にして初勝利をもたらした。川上暢之監督は「前半は横なぐり気味の風で、後半はピッチの前後に吹いてきた。自分たちは後半が風上だったので、うちにとっていい風が吹いていたと思う」と振り返った。目標は初出場での8強入りで「なんとかいけるように。守備の部分をもっと修正して、セットプレーを成長させたい」と意気込んだ。