神戸弘陵「10番」沖吉主将が先制&決勝弾の大暴れ

神戸弘陵対明秀学園日立 後半、PKでゴールを決め喜ぶ神戸弘陵MF沖吉(右)。左はFW松野(撮影・垰建太)

<全国高校サッカー選手権:神戸弘陵3-2明秀日立>◇2回戦◇2日◇ニッパツ

神戸弘陵(兵庫)MF沖吉主将が、先制点と決勝点の2ゴールと大暴れした。前半14分、MF兼田の右クロスに左足を振り抜いて先制した。中央で2選手がクロスをスルー。ファーサイドの沖吉までボールが届き「しっかりミートすれば決まる。左足で打つのを迷わなかった」と満足そうに振り返った。

2-1で迎えた後半33分にはPKをきっちり決めた。谷監督が「チームにとって大きかった」と振り返る得点劇。後半ロスタイムに1点決められただけに貴重な決勝点になった。「神戸弘陵の背番号10は勝負を決められる選手に与えている。背番号にふさわしい活躍だった」と指揮官は沖吉をほめた。

元日の調整は早めに切り上げ、宿舎で天皇杯決勝の神戸-鹿島戦をテレビ観戦した。「ヴィッセルが勝って、神戸広陵も勝てた」と谷監督。同じ神戸勢として、目指すは初優勝だ。