仙台育英・城福監督、4強へハイプレスからの総力戦

仙台育英DF小林主将(左)と中川原は準々決勝前の最終調整後をPK練習で締める

仙台育英はチーム記録に並ぶ55大会ぶり4強に挑む。この日は明大・八幡山グラウンド(東京・世田谷区)で午後2時から約2時間、最終調整を行った。

令和元年度に、平成元年度以来となる30大会ぶりの8強入り。ここまで選手権通算は29勝33敗で、勝てば節目の30勝を3度目の4強で祝える。日大藤沢(神奈川)とのPK戦を9-8で制した3回戦から一夜明け、GK佐藤文太(3年)を含む主力9人は軽めの調整をこなし、控えメンバーはベンチ入り(20人)を洗い直す紅白戦などを行った。日大藤沢戦は前半シュート1本に抑えられたが、堅守を武器に無失点で切り抜け、五條(奈良)との1回戦に続くPK戦勝利につなげた。ゲームプランに変更はない。城福敬監督(62)は「1人でもサボると水がもれる。(交代は)5人までは使えるんやから」とハイプレスからの総力戦を再び仕掛ける。

2大会連続8強の帝京長岡は2戦8発の攻撃力を誇る。J2町田入りが内定するFW晴山岬(3年)は3回戦で2大会連続ハットトリックを達成した。新潟出身の佐藤文は新潟ジュニアユース時代から晴山と交流があり、今もSNSでやりとりを続けている。相手は県勢初の4強入りを狙うが、ここまでPK2戦で計4本を止めた県人守護神が壁になる。佐藤文は「1人だけでは守れない。バックラインと連動したい」と話し、「これも巡り合わせ。新潟のテレビにも映ると思うので、支えてくださった方々に見せたい」と活躍を誓った。【佐々木雄高】