<全日本高校女子サッカー選手権:藤枝順心3-0星槎国際湘南>◇2回戦◇4日◇兵庫・三木総合防災公園陸上競技場
16年連続16度目出場の藤枝順心(静岡)が、2年ぶりの8強進出を決めた。昨年優勝の星槎国際湘南(神奈川)に3-0で快勝。FW斉藤花菜(1年)が前半20分に公式戦初ゴールとなる先制点を決め、チームに勢いをもたらした。明日6日の準々決勝では、昨夏の全国総体準優勝の日ノ本学園(兵庫)と対戦する。
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1年生FWが3発快勝劇の口火を切った。0-0の前半20分。藤枝順心FW斉藤が、DF宮本仁奈(にいな、2年)の右クロスに逆サイドで反応した。「相手の背後から飛び出せば『いける』と思った」。DFとの駆け引きを制し、マークを外す。最後は利き足とは逆の左足ダイレクトで合わせ、ネットを揺らした。
大舞台で仕留めた公式戦初ゴールを皮切りに、チームは1回戦に続いて2試合連続の完封。駆け寄る仲間と抱き合ったニューヒロインは「チームに良い流れをもたらすことができて良かった」と、声を弾ませた。
藤枝順心が頂点に立った2年前の全日本高校選手権をテレビで観戦した。「自分も、ピンク(同校のチームカラー)のユニホームを着て活躍したかった」と、神奈川から進学。昨夏の全国総体後に出場機会をつかむと、憧れの舞台で地元チームを相手に“夢”を実現した。「気合も入っていたし、めちゃくちゃうれしかった」。そう語る表情には、喜びがあふれた。
準々決勝は、優勝候補筆頭の日ノ本学園と対戦する。難敵が相手だが、斉藤は「ゴールを取ることが1番。取れなかったとしても、得点に絡むプレーでチームに貢献したい」と、力強かった。【前田和哉】