徳島市立が大敗「迫力がなかった」監督はミス悔やむ

徳島市立対静岡学園 試合に敗れ悔しそうな表情であいさつに向かう徳島市立イレブン(撮影・垰建太)

<全国高校サッカー選手権:静岡学園4-0徳島市立>◇準々決勝◇5日◇駒沢

初のベスト8に進んでいた徳島市立は、静岡学園に大敗した。河野博幸監督(45)は「本物の相手と当たった時、うちは迫力がなかった。やはり先に取られると苦しい。いかに失点0でいけるかだった」と話した。何とか耐えていた守備だったが、前半16分に先制点を許すと、前半だけで3失点。さすがに反撃する力はなかった。

特に悔やまれたのは2失点目。不用意なファウルで直接FKを与え、セットプレーで失点。1失点目もCKからで「弱いチームがやってはいけないミス」と指揮官は振り返った。堅守を武器に昨夏の全国インターハイでも準々決勝まで進出。今大会も2試合無失点で勝ち上がっていた。

勝てば徳島県勢で過去最高に並ぶ4強入りだった。96年度の第75回大会で徳島商がベスト4に進んでいた。