青森山田・神田決勝へ「地元チームに負けられない」

青森山田対帝京長岡 試合後、喜ぶ青森山田MF古宿理久(中央左)ら選手たち(撮影・垰建太)

<全国高校サッカー選手権:青森山田2-1帝京長岡>◇準決勝◇11日◇埼玉

青森山田が2-1で帝京長岡(新潟)を下し、00年、01年度の国見(長崎)以来18大会ぶりの大会2連覇に王手をかけた。13日の決勝で静岡学園と対戦する。

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決勝で激突する青森山田DF神田悠成(3年)が、静岡学園との対戦を心待ちにした。静岡市清水区出身で、中学時代はJ1清水のジュニアユースに所属。ユース昇格を果たせず、「清水ユースと対等に戦えるチーム」と東北の名門に進学した。大会連覇を懸けた高校最後の公式戦で、地元チームとの大一番が実現した。中学進学時には、静岡学園への入学も考えたという神田は「自分の中で思い入れのあるチーム。対戦したいと思っていた。(青森で)3年間勝負してきたプライドもあるし、地元チームならなおさら負けられない」と、語気を強めていた。