タイでも人気のタピオカは氷ぎっしりの丼スタイル

黒と黄色の2種類が入ったタイのタピオカ(撮影・西塚祐司)

昨年、日本は「タピる」が流行語大賞トップテンに選ばれるなど、タピオカブームだった。

タイでもテレビでよく紹介され、若い女性に人気。タイ語で真珠を意味する「カイム」と呼ぶそうだ。屋台街で看板を目にしたので飲んでみた。味は定番のミルクティーやミント、子どもの頃に憧れたミロなど10種類以上もある。せっかくなのでタイのミルクティー「チャーイェン」を頼んだ。

日本のタピオカはカップの底に沈んでいるが、こちらは上に乗っている“丼スタイル”。色は黒だけでなく黄色もあった。モチモチ感は日本の方がある。「甘い」と評判のチャーイェンはこの店では控えめで、すっきりとした味わいだった。札幌で飲んだミルクティーはかなり甘く飲みきれなかったので、こちらの方が好みだった。

でも途中で気付いた。カップの半分以上は小さく砕かれた氷がきっしり詰まっており、最後の方はストローで吸うとタピオカではなく氷ばかりが口の中に入ってきた。500ミリリットルのカップで約200円。日本の半額以下とリーズナブルと思ったが、そんなに甘くはなかった。【西塚祐司】