なでしこジャパンデビューのMF林、乃木坂がお手本

C大阪堺のMF林穂之香(左)は試食会で同僚のMF古沢留衣にウインナーを食べさせる

女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」で東京オリンピック(五輪)代表を狙う、セレッソ大阪堺レディース主将のMF林穂之香(21)が25日、京セラドーム大阪で開催された「ニッポンハムグループ展示会」のイベントにチームメートと参加した。

林は昨年12月の東アジアE-1選手権で日本代表デビュー。C大阪堺では背番号10を担い、3列目から試合を組み立てる。京都・宇治市生まれで、現在は同大スポーツ健康科学部3年生。東京五輪へは「一番近い目標であり、大きな大会。食い込むには、この半年の伸びで決まる。この時期が大切なので練習を積んでいきたい。代表の活動にどんどん絡んでいけるように、セレッソでのパフォーマンスを向上させたい」などと抱負を語った。

乃木坂46などのアイドルグループが大好きで、彼女らのインタビューを見て、自身の取材での受け答えの参考にしているという。この日の「食」をテーマにしたトークショーイベントでも「食べられる」などと「ら抜き言葉」を一切使わないなど、きちょうめんな性格をうかがわせた。同イベント内で、日本ハム中央研究所所属でセレッソ大阪育成組織担当の管理栄養士、中村奈央さんに、林は積極的に質問もぶつけた。

「お肉が好きなんですが、体脂肪率を上げないようにするにはどうしたらいいですか?」と林が聞けば、中村さんは「脂質の摂取量を調整してください。肉でいえばカルビより赤身部分を取ってコントロールしてください」とアドバイスするなど、話題は盛り上がった。

3月開幕の今季なでしこリーグ1部に、2年ぶりに復帰したセレッソ大阪堺。女子チームはJリーグのセレッソ大阪の下部組織(アカデミー)にあたる。ユニホーム胸部分のスポンサーがニッポンハムであり、「食とスポーツで心と体の元気を応援」を手がける同社が、セレッソ大阪堺の選手らにスポーツ栄養サポートを継続して行っている。