清水が鹿児島キャンプ打ち上げ「選手ら成果出した」

キャンプを総括する清水のクラモフスキー監督

清水エスパルスは4日、10日間の鹿児島キャンプを打ち上げた。最終日は午前練習のみで調整。約1時間、室内での疲労回復メニューなどに取り組み、午後に静岡への帰路に就いた。

キャンプ中、初日と最終日、試合日以外の6日間は2部練習を実施した。ピーター・クラモフスキー監督(41)は「データを見ても、選手たちは良い成果を出してくれた。すばらしいキャンプだった」と総括。密度の濃い内容に手応えを示した。

今季はボールの保持率を高め、主導権を握る新たなスタイルに挑戦している。練習試合の成績は、1勝1分け。後方から細かくつないで得点を奪うなど、結果を残した。一方で連係ミスから自陣でボールを奪われ、失点する場面が散見された。指揮官は「チャンスは毎試合10~15回作れていた。今後は、カウンターを受けた時にどうするか」と、帰静後のテーマを挙げた。今季選手会長に就任したMF金子翔太(24)は「エスパルスらしい色を出して、年間通して成熟していきたい」と力を込めた。

オフを挟んで7日から練習を再開する。16日のルヴァン杯・アウェー川崎F戦に向け、さらに精度を上げていく。【古地真隆】