清水エウシーニョ今週末にも来日 母国で股関節治療

ライン際で競り合う清水DFエウシーニョ(左)と磐田MF山本(19年9月18日撮影)

清水エスパルスのブラジル人DFエウシーニョ(30)が、今週末にも来日する見込みとなった。10日にクラブ関係者が明らかにした。

エウシーニョは昨季から股関節痛を抱えながらプレー。オフは母国ブラジルに一時帰国し、治療とリハビリを行っていたという。関係者によると「清水でもう1度検査はする」と話しており、練習への合流時期は決まっていない。23日のFC東京とのリーグ開幕戦(アイスタ、午後1時)も欠場が確実となった。

来日後は清水で治療とリハビリを続けながら、戦列復帰を目指す。今季はクラモフスキー監督(41)のもとで攻撃的なスタイルを目指している。右サイドバックを本職とするエウシーニョは昨季27試合に出場し、4得点。新監督が理想とするスタイルをピッチで体現できる選手の1人だ。頼れる助っ人の早期復帰が待たれる。【神谷亮磨】

○…チームはこの日、富士市内の毘沙門天妙法寺で必勝祈願を行った。午前中に室内で軽めの練習メニューを消化した後に移動。選手とスタッフ、強化部らを含めたフロント陣も参加し、今季の飛躍を祈願した。「護摩祈とう」を初体験したクラモフスキー監督は「日本の文化を尊敬している。パワーをもらって、チャンピオンをもたらすことができたらうれしい」と話した。