福岡が北九州とのダービー制す、初出場遠野が先制弾

前半44分、先制ゴールを決めて喜ぶ福岡FW遠野大弥(右) (撮影・菊川光一)

<明治安田生命J2:北九州0-1福岡>◇第1節◇23日◇ミクスタ

“福岡ダービー”は、昨季屈辱の16位からの巻き返しを図るアビスパ福岡に軍配が上がった。

福岡が先手を取った。前半44分、JFLのホンダFCを経て今季、川崎Fから期限付き移籍で、先発でプロデビューのFW遠野大弥(20)がゴール前の混戦のこぼれ球を決めてプロ初ゴールで先制。これを最後まで堅守でしのいだ。

一方、昨季J3優勝のギラヴァンツ北九州は4年ぶり復帰のJ2舞台。ほぼ昨季の主力が残留した中、小林伸二監督(59)の就任2年目で、戦術や精度向上がカギを握っていたが、福岡に攻守にかみ合わなかった。

福岡は、敵地ながら相性のいいライバルを下し、幸先の良い滑り出しをした。