東京V大久保「本番でもできない」球際激しさ求める

J2東京ヴェルディのFW大久保嘉人(37)が球際の激しさを求めた。チームは11日、都内でJ3のY・S.S.C横浜と練習試合(45分×2本)を行った。

大久保は2本目に主将マークを巻き2列目の左に入った。1本目は0-2で敗れ、2本目も18分にカウンターから失点。球際の弱さが目立つ展開の中で、大久保は自ら手本を示すべく、激しく相手にタックルを仕掛け警告をもらう一幕も。

J1で185得点と歴代1位の記録を持つが、警告も1位の103回と戦う姿勢を貫いてきた大久保は「危ないときはファウルでも止めないといけない場面もある。練習試合で強い球際ができなかったら本番でもできない」と厳しかった。

ユース出身の若手は技術こそ高いが球際が弱い。ボールを奪いきれずに好機をつぶす場面もあった。攻撃では主導権を握ったが、カウンターと自陣でのミスで失点。格下の相手に合計で0-3と敗れ、大久保は「球際、そこだけ。ずっと伝えているし、継続していきたい」と前を向いた。