天皇杯の岩手県予選が10日、急きょ延期になった。新型コロナウイルスの感染拡大で全国的に公式戦が中止となる中、岩手県協会は県内の感染者ゼロであることを理由に12日に準決勝(12日、富士大-日本製鉄釜石、盛岡つなぎ多目的運動場)、19日に決勝(19日、J3いわてグルージャ盛岡-準決勝勝者、いわぎんスタジアム)を予定。しかし、試合実施の事実を報道で知ったサッカー関係者や行政、ファンから「今はやるべきではない」と否定的な意見が殺到。社会的な反響があまりに大きく、あえなく断念した。
富士大は16年ぶりの本大会出場を目指す挑戦は白紙となった。延期の連絡を受けた高鷹雅也監督は「12日に(準決勝が)開催するということだったので、選手たちはそこに向けて気持ちも高めていただけに、4年生は特に残念な思いもあると思う。ですが、いまの状況をみれば仕方がないとも思います」。東北大学1部リーグを含め、終息後の試合再開を信じて準備を進めるだけだ。