村井氏が予算見直し大号令、最大5割コスト削減も

Jリーグの村井満チェアマン(2020年2月25日撮影)

新型コロナウイルスの影響で2月下旬から公式戦を中断しているJリーグは15日にウェブ上で臨時理事会を行い、今季リーグ戦の大会方式の変更を正式決定した。

この日からJ1全クラブが活動自粛。再開日程は6月、7月、8月の3パターンを用意している模様で先行きは不透明だが、今季はJ1とJ2で降格なし。J1参入プレーオフは実施せず、昇格はJ1、J2とも2クラブが自動昇格。各カテゴリーの75%以上かつ各クラブが50%以上を消化すれば成立し、不成立の場合は昇格や順位決定、賞金、表彰は実施されない。

新型コロナによる財務的な影響への備えとして通常予算の削減も目指す。理事会後のウェブ会見で、村井満チェアマン(60)はクラブ配分金などの原資としているDAZN(ダゾーン)との年間約210億円の放映権料について「具体的にこういう金額で減額ときているわけじゃない」と説明しつつ「全本部、一律予算を30~50%見直したら何にそれを使えるか考えようと(理事会で)号令をかけた」と明かした。最大5割のコスト削減は容易ではないが「ドラスティックに号令をかけて大事なものは残していく。ただ、価値を生む源泉は人だったりする。それ以外の部分のコストカットがどこまでできるかチャレンジしていく」と話した。

他には今季はクラブライセンス審査で3年連続赤字などによるライセンス取り消しや制裁を科さないと決定。リーグ戦安定開催融資の特例措置(J1は3・5億円、J2は1・5億円、J3は3000万円が上限)の申請期間を6月末までとし、返済期間は3年に。若手育成を目的に今季導入予定だったエリートリーグは中止した。村井チェアマンは日本協会の田嶋会長からもサポートを約束されたといい「まず配分金をしっかりと維持するように経営努力をする」と誓った。