コロナ感染の神戸酒井「恐ろしさ痛感」周囲へ感謝

神戸DF酒井高徳(2019年6月5日撮影)

Jリーグ選手で初の新型コロナウイルス感染者となったヴィッセル神戸の元日本代表DF酒井高徳(29)が、治療に尽力した医療関係者に感謝した。29日、自身のインスタグラムを更新。3月30日にPCR検査で陽性判定となり、兵庫県内の医療機関に約1カ月の入院をへて今月25日に退院した。

酒井は「今回の入院で改めてコロナウイルスの恐ろしさを痛感しました。約1カ月におよぶ入院生活で今までの自分にとって当たり前にあった時間や環境、身の回りの人びとの大切さが分かりました」とし、「自身にもコロナ感染の危険がある中、入院時に勤務し対応していただいた医療関係者の皆さまに本当に心から感謝したいと思います」と記した。

退院後は自宅で療養している。Jリーグ再開の日程はいまだ白紙で、クラブも5月6日までは活動休止。その中、恩返しはピッチ上でのプレーと明確にする。

「今、サッカー選手の自分にできることはピッチの上で全力でプレーするために、最高の準備をすることです。まだJリーグ再開も見えないタイミングですがすべての方にピッチで躍動する姿を見せられるようにしていきます」と誓った。【実藤健一】