川崎F9連勝、要因は「ボールゲイン」位置の前進

札幌対川崎F 後半5分、シュートを決め抱き合って喜ぶ川崎F・MF三笘(左から2人目)ら(撮影・黒川智章)

<明治安田生命J1:札幌1-6川崎F>◇第10節◇15日◇札幌ド

川崎フロンターレが強すぎる。敵地でのコンサドーレ札幌戦を6-1で完勝し、J1タイ記録となる9連勝を達成。勝ち点28も開幕10戦での最多新記録をマークした。

今季川崎Fの好調の要因は、前線からの積極的な守備にありそうだ。Jリーグのオフィシャルスタッツ「J STATS」のデータを基に分析すると、相手ボールを奪い返して守備から攻撃に転じた「ボールゲイン」の平均プレー位置が、4位に終わった昨季と比べておよそ5メートルも前進。自陣ゴールラインからの距離で見ると、昨季の平均37メートルから今季は同42メートル(第9節時)。前線からの積極的なプレスで相手ボールを奪い返し、そこから素早く攻撃に転じる「速攻」が威力を発揮している。

札幌戦の後半5分のチーム2点目は象徴的だった。連動したプレスで相手のパスコースを限定し、DF山根が敵陣でパスカットに成功。そこからMF三笘のゴールまで5秒もかからなかった。ピッチに立つ選手全員の意識が統一されているからか、攻守の切り替えの速さが際立っている。