神戸敵地で激勝 スタメン10人変更し好調浦和倒す

浦和対神戸 前半、判定に異を唱える神戸のフィンク監督(左)(撮影・丹羽敏通)

<明治安田生命J1:浦和1-2神戸>◇第12節◇23日◇埼玉

ヴィッセル神戸のトルステン・フィンク監督(52)が4試合ぶりの勝利を、笑顔で振り返った。「今日は非常に満足している。10人もスタメンを変更し、選手は慣れていない中、勝つために全部を出して最後まで戦ってくれた。いいパフォーマンスだった」。

前半にFW小川の今季初得点で先制し、同点で迎えた後半にはMF山口の決勝ボレーが生まれた。最近3試合はふがいない試合が続いてきた中、8月2日北海道コンサドーレ札幌戦以来、4試合ぶりの白星を手にし、正直な思いを口にした。

「奇妙なことだが、ホームよりアウェーの試合の方がうまくいっている、(入場制限されているホームの)サポーターが会場に来られない中で、アウェーの方がやりやすいのかなと思う」

神戸は今季アウェーでは3勝3分けで無敗。逆にホームは現在3連敗中で1勝1分け4敗。この日は浦和サポーターが、通常なら何万人と足を運んでいるはずだが、新型コロナウイルスの影響で入場制限され、観客は4435人だった。神戸側とすれば大きな重圧を受けずにプレーできた。

この試合、疲労を考慮された山口、DF酒井は今季初めて先発を外れ、途中出場で勝利に貢献した。MFイニエスタ、DFフェルマーレンは故障欠場し、MFサンペール以外、先発10人が前節柏レイソル戦から入れ替わる大胆策に出た。DF初瀬は左サイドバックで今季初先発し、小川の先制点をアシストした。GK前川は開幕戦以来11試合ぶりの先発だった。

ドイツ人指揮官は「今後(ACLやルヴァン杯と)たくさんの試合があるので、あえて休んでもらったし、若い選手にもチャンスを与えるべき。彼らに頼らないと前には進めない。彼らが試合に出て、大きな結果を残して自信をつけたので、クラブとしては大きい」と総括した。一方で「(先制点の)小川はいい働きをしたし、古橋も(故障から先発に)戻ってこられた」と中堅の活躍も素直に評価。好調浦和を敵地で倒し、神戸がようやく波に乗れそうだ。【横田和幸】