引退内田篤人「興味のある仕事」将来の指導者に意欲

オンライン引退会見に臨む鹿島内田

23日のG大阪戦で現役を引退した、鹿島の元日本代表DF内田篤人(32)が24日、オンラインで引退会見を開いた。

15年に右膝を手術した後、ケガの再発に注意しながらの現役生活に、「正直やっと終われるな、という気持ちが強い。自分をセーブしながらプレーしてきたのは、試合に出る、出ない、勝つ、負けるよりすごくつらかった」。全力でプレーできなかったもどかしさを吐き出し、すっきりとした表情を浮かべた。

昨季はケガも多く、リーグ戦10試合の出場にとどまった。「もう契約してもらえないか少しと思っていた。もう1年チャンスをもらえた印象」と臨んだ今季は、ケガで離脱しないよう慎重に調整を重ねてきたが、「(周りが)練習を100%でやっていく中で、その隣に立つのは失礼だと思うようになった」。8日の鳥栖戦で約1カ月ぶりにベンチ入りし、ピッチレベルで試合を見た際に「この強度に耐える体がない」と感じ、先発した12日のルヴァン杯清水戦後、強化担当者に引退を告げたという。

ケガをしなかったら、と考えたことはなく、「無理をしてここまで来られたのが大きい」と言った。ケガそのものより、15年の手術後の1年9カ月のブランクで、運動能力が落ちたことが大きく影響したという。

今後については「具体的には決まっていない。サッカー以外のことでやれていく自信がない」と話した。指導者については「興味のある仕事」と、将来的な意欲を示した。【杉山理紗】